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2024年6月12日 水曜日
ジストニアについて
近年、スポーツの分野で「イップス」という言葉が知られるようになりました。ゴルフのパッティング、野球のピッチング、テニスのサーブなど、これまで出来ていた無意識の反復動作が、身体がこわばったり、しびれたりして出来なくなる事を言います。これは「ジストニア」という神経疾患の一端です。代表的な症状は「首が傾く」「目が開けにくい」「字が書けない」です。神経伝達物質「ドーパミン」の過剰分泌で発症しますが、原因は解明されていません。筋肉の緊張を緩める「ボツリヌス注射」という治療法やドーパミンの作用を抑える薬が処方されるようです。タバコのニコチン中毒はドパミン中毒ともいえるので禁煙も勧められます。ジストニアは希少疾患といわれますが、頚椎症(肩こり)やドライアイなどの症例で一定数、ジストニアの患者がいる事も分かってきました。近年、非常に多くの方が悩まれている頚椎症、当院も治療にあたっていますが、「環境」「習慣」「動作」の改善、運動療法が基本となるでしょう
投稿者 岡崎整骨院