ブログ
2025年1月14日 火曜日
高齢者の腰痛
腰痛の原因の一つに「固有感覚機能」の衰えがあります。筋肉、腱、皮膚、骨膜にはセンサーに当たる「受容器」が張り巡らされています。それが、衰えるとバランス感覚に問題が生じ腰痛を引き起こします。画像検査(X線、CT、MRI)で原因を特定できない一定数の患者に対し、その可能性を示唆します。高齢者に多く、受容器に特定の周波数の振動刺激を与え腰痛が改善する治験を国立長寿医療研究センターが取っており、腰痛に「振動」が有効と報告。当院はルティーナ(低周波、中周波のハイブリット電気治療器)を導入しています。テストの一つとして、「足踏み」。目をつぶって、その場で100回、1メートル以上動いていたらバランス感覚に問題があります。その改善を図るリハビリで腰痛を緩和していきましょう
2025年1月9日 木曜日
お風呂のススメ
「湯治」として古来から親しまれている入浴には「温熱作用」「静水圧作用」「浮力作用」の3つの健康効果が知られています。血行促進、痛みの軽減、睡眠の質の向上、自律神経の調整です。湯温40℃であれば、副交感神経優位となり、食後30分後の入浴が勧められ、90分後の就寝のタイミングが深部体温が下がり、寝つきが良くなります。積極的に取り入れたいものですね。ヒートショックは血圧の乱高下で引き起こされますので、浴室をシャワーでかけ流しておいたり、脱衣所を温めておく必要があります。当院では「オンパー」という超音波浴で手足の治療に活用、効果は実証されています
2025年1月4日 土曜日
新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年も宜しくお願い致します。本日より診療を開始致します。人は繋がりの中で生きている。生かされている。初日の出を拝しながら、そういう事何だろうと。この1年も人に寄り添う生き様で。祝日休診、日曜診療。1年345日が診療日。ガンバ!ガンバ!
2024年12月31日 火曜日
冬季うつについて
一般うつと異なり、過眠と過食の症状が出る「冬季うつ」。冬の日照時間が極端に減る北欧やイギリスでは一般的な病のようです。日照時間が短くなり、セロトニン、脳内ホルモンの分泌が減る事が大きな要因です。インスリンやメラトニンの分泌も関係して、体内時計が狂います。「起立性調節障害」、朝起きられない症状も。日本においては、北海道や日本海側の北陸などに多くみられるようです。能登半島地震から丸1年、心配されます。光療法といい、1万ルクスの照射器を活用したりするのですが、太陽光は数万ルクス、日光浴を心がけたいものです。大晦日いかがお過ごしでしょうか。本日、午前中の診療をもって終了。大掃除に入る当院、お正月は3ヶ日は休診。4日(土)から開始致します。今年も多くの患者さんに来院して頂き、多くのの出逢いを有難うございます。来年がお互いにとって、より良き年でありますように、お互いの努力が報われますように
2024年12月27日 金曜日
忘年会の件
毎年恒例になってます。隣のぱれっとさん(美容室)でクリパ。忘年会もかねて。今年1年も無事に過ごせました。ここ岡崎ハイツは2階にアイザワ法務事務所さん。3店舗、自他共栄です。近代柔道の祖、嘉納治五郎先生の言葉ですが、今まさに、それなです。自分は大事にせんとあかんし、自分ファーストは本能やけども。今一歩です。理性だし、知性だし、人格陶冶に努めて。トランプ氏には、それが感じられなくても、アメリカ大統領になれる、USAってすごい国。柏市高柳で起きた殺人放火事件、船取線(県道8号)は大渋滞でしたが、地元なので、色々と情報が入ってきます。争いの種は、世界中、どこにでも溢れかえっておりますが、精力善用、人格完成を求めて、来年も歩んでいこうと思います。はい。本年は31日(火)、午前中診療まで。宜しくお願い致します
2024年12月24日 火曜日
日高屋へ
アイドルの斉藤京子さん(日向坂46)が愛してやまないとデビュー以来、公言している日高屋のチゲ味噌ラーメン。一度食べてみたいと新鎌ヶ谷店へ。実食。はて、スープが濃く深いのかと思えば、そうでもなく、普通、、、。SNS界隈でも、全体的にゆるいといったコメントが、、。とかいって飲み干して完食。寒さが堪える冬に唐辛子が効いてぽかぽかです。ちなみの話。患者さんから、この症状に、冷湿布、温湿布どちらが正しいのか質問をよく受けます。両者、サルチル酸メチルの成分は一緒で温感タイプには唐辛子エキスのカプサイシンが配合されていますと、、腫れていなければ、どちらでも構いませんとお答えします。経皮吸収のエビデンスは乏しく、海外ではシップは処方されず、日本特有のようです。プラセボ効果もあるので、当院含め、処方はします
2024年12月20日 金曜日
匠の技
患者さんからの頂き物。和菓子とデコポン。美味しく頂きながら所感。和菓子離れ、みかん離れの中、職人の高齢化と後継者不足と。これ、匠の技を伝承していく業界はどこも厳しい状況。当院の整骨院業界も、徒弟制度が失われて、師匠と弟子の関係が経営者と従業員の関係へと様変わりしています。時代を感じるのは、30年以上、この畑で育った者だからなんだろうと思います。時代の変化にのみ込まれようとも、目立たぬように、はしゃがぬように、似合わぬことは無理をせず、人の心を見つめ続ける時代遅れの男でありたい
2024年12月17日 火曜日
防寒対策について
人間は生きるために、脳や臓器など体の内部の深部体温(コア体温)を37度前後に保つ必要があります。そのために、体には体温調節機能が備わっています。寒い時には血管が収縮して、皮膚への血流量を制限してコア体温の低下を抑制します。皮膚血管の中でも手足にあるAVA血管(動脈と静脈をつなぐ吻合)が真っ先に強く収縮するために、寒さは手足に現れ、痛く感じる所以です。又、胴体に比べて、手は20倍、足は70倍も熱を放散しやすいといわれます。手袋、靴下、ホッカイロ必要ですね。重ね着をすることにより、衣服の間に空気層が生まれ、保温効果が増します。しかし、4枚まで。5枚以上だと空気層が潰れて、効果が下がるようです。ダウンなどのもこもこ、ふあふあが寒さをしのげるわけですね。温かい空気は上昇して、首元から逃げてしまうので、マフラー、ネックウォーマーも非常に大切です。冬型の気圧配置が続き、寒さが身に染みます。コア体温をぽかぽかに。温かいスープ~あったかいんだからぁ
2024年12月13日 金曜日
おみやシリーズ7
備忘録。感謝を込めて。長野県蓼科高原は「牛乳デコレ」。福島県いわき市は「ままどおる」。茨城県桜川市は「ぬれ煎餅」。どれも旅、帰省の折に患者さんがお土産として買ってきて頂いたもの。心の片隅に「岡崎整骨院」があらん事が嬉しいです。「おかざき」に行ってくると家族に伝え来院されるお姿は心がぽかぽかします
2024年12月10日 火曜日
災害対策研修
日曜日、柔整災害対策研修の為、千葉市中央区にある千葉県柔道整復師会館へ。「大規模災害時の対応と柔道整復師の役割」。日整災害対策室の北海道柔整師会、塩見先生の講演を聴講。トルコ地震、能登半島地震の災害派遣も経験され、ボランティアのチームのあり方、その現状はなるほどなと思うところです。一次救命処置の「胸骨圧迫」。直接圧迫止血法から。カルテの作成。骨折、脱臼、打撲、捻挫の応急処置、固定に新聞紙、段ボール、サランラップ、レジ袋、ガムテープを使用しての実技を経験。とても参考になりました。避難所における生活不活発病(誤嚥性肺炎、起立性低血圧、尿路感染症)を防ぐためのシルバーリハビリ体操はPT、OT(理学療法師、作業療法士)が推進されていますが、柔整師の活躍も期待されるところ。今回は第一回、これからも続く。来たる南海トラフ地震、首都直下型地震に向けて