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2025年7月2日 水曜日
椎間板ヘルニアについて3
人口の約1%(100万人)が罹患しているとされる「腰椎椎間板ヘルニア」。近年、注目されているのが、「酵素注入療法」。手術適応となった患者に酵素系の薬剤をはみ出した髄核に注射すると、半数以上で痛みが軽減し、手術回避できるといった効果が出ているようです。しかし、治療法の第一選択は保存療法。装具療法(コルセット装着)、温熱療法。ストレッチ体操も血行促進のアプローチです。マクロファージ(免疫細胞)の効果が認められて、3か月の経過観察は、すでにマニュアルです。また、喫煙が発症率を2割以上高くしているというデータは、自分にとっても耳が痛い報告です(苦笑」)。発症のきっかけで1番多いのが、前かがみで重い物を持つというのは周知で、排尿障害が一番、重篤で、この第一選択はオペとなります。先ずは「ラセーグテスト」。足上げでの痺れ、痛みの確認は、当院でもマストです