体・健康豆知識
2025年12月14日 日曜日
メンタルヘルスケアの件
スポーツ界において、メンタルヘルスケアの重要性がピックアップされています。選手の過半数は競技を続けていく中でストレスを抱えています。精神疾患を白黒と診断せずにグラデーション化してグレーゾーンも数値化。健康状態の維持を図っています。さて、一つ二つ。玄関に緑を。玄関に花や木があると「うつ」症状の比率が低く、16%減。集合住宅は28%減、戸建てで15%減との調査結果。長い通勤時間も不眠症のリスク、通勤時間が50分以上だと30%増との事。メンタルリテラシー高めていかないと闇落ちしそうな世の中ですね、ヒントは日常生活に潜んでいます

2025年12月12日 金曜日
脳脊髄液減少症
何らかの原因で硬膜に傷が付き、脳脊髄液が硬膜外に漏れるなどして減ることで起きます。起立性頭痛、めまい、ふらつき、耳鳴り、首の痛み、嘔吐、倦怠感。多岐にわたります。以前は交通事故に遭われたむち打ち症の患者さんに対して診ていましたが、尻もち、咳き込み、スポーツでフォームを変える、後ろを強く振り返るなど、日常生活動作も原因とされています。起立性調節障害、線維筋痛症、むち打ち症と症状が似ているので、この診断に至るまでに、時間を要するケースも多いようです。先ずは、入院して点滴、1~2週間、トイレ以外は横になり安静。硬膜外ブラッドパッチ(硬膜外自家血注入療法)というのも保険適用。脳神経外科の受診をお薦めします

2025年12月5日 金曜日
血液について
きれいな血液についてのお話。過剰摂取すると血液をドロドロにして血管を傷める食品として「四つの白い粉」があります。砂糖、小麦粉、塩、プロテイン。砂糖、小麦粉は糖質の吸収率が高く注意。塩は高血圧に注意。プロテインも吸収率が高く腎臓に負荷で注意という事です。なので食生活の改善が重要なのは周知ですね。また、採決結果でチェックする3つは①LDLコレステロール②ヘモグロビンA1c③尿酸値。それぞれ基準値があり、超えると脂質異常、糖尿病、痛風、尿路結石、腎障害のリスクが高まります
2025年11月29日 土曜日
PTSDについて
心的外傷後ストレス障害のこと。身体的暴行、テロ、自然災害、交通事故など。家族や親しい人が巻き込まれた他人の出来事、災害救援者の体験もトラウマ体験となります。いら立ち、警戒心、集中困難、睡眠障害により、日常生活に支障をきたす場合は専門の医療機関へ。地域の精神保健福祉センターへ相談もいいでしょう。心理療法となりますが、現実、想像エクスポージャー。カウンセリングですが、実は専門性が高く、注意が必要です。周囲の偏見やレッテルも存在しますが、焦らず温かく本人を見守る。人に寄り添う姿勢、当院も理念としていますが、その覚悟ってホントに肝なんだろうと思います
2025年11月27日 木曜日
乳がんについて
乳がんは女性がかかる最も多い悪性腫瘍で日本で1割以上の女性が罹患します。大きな要因は女性ホルモンですが、「肥満」「喫煙」「飲酒」もリスク要因として挙げられます。がん検診の受診率は40%台と低く、ピンクリボン運動と啓蒙活動をされています。是非、情報のインプットお勧め致します
2025年11月21日 金曜日
手根管症候群について
手首の付け根には「手根管」というトンネルがあり、その中を「正中神経」が通っています。親指、人差し指、中指、薬指半分に繋がっています。周囲の腱や靭帯に腫れや炎症が生じると正中神経が圧迫されて痛み、麻痺、痺れを発症。物が握りにくくなり、つまめず、持ち上がりません。女性ホルモンが関与し大半が女性ですが、工事関係者や職人の手首を使う男性にもみられます。整形外科でのステロイド注射が効果的ですが、物理療法を選択される方は当院でも対応可能なので、来院、ご相談ください
2025年11月18日 火曜日
肩関節脱臼の件
先日、学術大会が千葉県柔道整復師会館(千葉市中央区)にて開催。リモートで参加。各会員の発表、「ラジオ体操のアップデート」「三果骨折の一症例」「ゼロポジション法を用いた肩関節前方脱臼の整復及び後療法」は興味深く視聴させて頂きました。午後は匠の技、これまた、肩関節脱臼の整復法の実技。ヒポクラテス法(踵骨法)の解説。当院も使用する方法ですが、今第一選択ではないとか。スティムソン法(重りぶら下げ法)、コッヘル法等々あります。開業して2.3症例、とんと来院されませんが、元来、未だ、ほねつぎ。心の準備は満タンです

2025年11月13日 木曜日
ダイエットプログラム
当院はダイエットプログラムを自費メニューとして導入しています。食事管理の中で、「ゆっくり食事」。口に運ぶ回数、食べるスピードに関連。では実際にはどういう点に注意すればよいのでしょう。1回に口に入れるサイズを小さくして口に運ぶ回数を増やす。通常の噛むテンポより遅い曲を聴く。メトロノームをゆっくりなのですが、味気ないのでお好みの曲を。片手で食べられるファストフードを抑えて、箸を使う弁当を選ぶと良いのでしょう。また、噛む回数を増やしていって、「ゆったり食事」。ここもダイエットプログラムの範疇です。結果にコミットです
2025年11月11日 火曜日
腰痛の経済的損失
3人に1人が健康問題で仕事の生産性が低下している事が、学術誌で発表。最大の要因である腰痛は千人当たり6500万円に上るといいます。次は首の痛み・肩こりで4600万円。そしてメンタルヘルス不調は4340万円。健康問題を抱えながら働き続ける事を「疾病就業」といいますが問題視されています。企業の生産性向上にメンタルケア対策はいち早く導入されましたが、腰痛、肩こり対策は、これから、急務と研究者は指摘します。となると、我々柔道整復師の出番ではないかと思うのです
2025年11月8日 土曜日
酸化ストレスについて
体がだるい、疲れがとれないと感じる人の背景にあるのが、体内で増えすぎた活性酸素です。強い紫外線や自律神経の乱れ、睡眠不足、飲酒、喫煙も発生要因です。活性酸素は細菌やウイルスを退治する頼もしい存在ですが、体をさびつかせ、老化の促進、がん化、動脈硬化、糖尿病といった生活習慣病の要因となります。そこで、抗酸化作用のある野菜を取りましょうという話。カロテン、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール、これは色が濃いほど抗酸化成分が豊富です。また、単体ではなく、水溶性、脂溶性、互いに補いあって力を発揮するので、赤、黄、緑、紫と色とりどりのサラダが良しとされます。野菜ジュースでもいいですね。緑黄色社会、そんなコンセプトいいですね


