体・健康豆知識
2025年11月21日 金曜日
手根管症候群について
手首の付け根には「手根管」というトンネルがあり、その中を「正中神経」が通っています。親指、人差し指、中指、薬指半分に繋がっています。周囲の腱や靭帯に腫れや炎症が生じると正中神経が圧迫されて痛み、麻痺、痺れを発症。物が握りにくくなり、つまめず、持ち上がりません。女性ホルモンが関与し大半が女性ですが、工事関係者や職人の手首を使う男性にもみられます。整形外科でのステロイド注射が効果的ですが、物理療法を選択される方は当院でも対応可能なので、来院、ご相談ください
2025年11月18日 火曜日
肩関節脱臼の件
先日、学術大会が千葉県柔道整復師会館(千葉市中央区)にて開催。リモートで参加。各会員の発表、「ラジオ体操のアップデート」「三果骨折の一症例」「ゼロポジション法を用いた肩関節前方脱臼の整復及び後療法」は興味深く視聴させて頂きました。午後は匠の技、これまた、肩関節脱臼の整復法の実技。ヒポクラテス法(踵骨法)の解説。当院も使用する方法ですが、今第一選択ではないとか。スティムソン法(重りぶら下げ法)、コッヘル法等々あります。開業して2.3症例、とんと来院されませんが、元来、未だ、ほねつぎ。心の準備は満タンです

2025年11月13日 木曜日
ダイエットプログラム
当院はダイエットプログラムを自費メニューとして導入しています。食事管理の中で、「ゆっくり食事」。口に運ぶ回数、食べるスピードに関連。では実際にはどういう点に注意すればよいのでしょう。1回に口に入れるサイズを小さくして口に運ぶ回数を増やす。通常の噛むテンポより遅い曲を聴く。メトロノームをゆっくりなのですが、味気ないのでお好みの曲を。片手で食べられるファストフードを抑えて、箸を使う弁当を選ぶと良いのでしょう。また、噛む回数を増やしていって、「ゆったり食事」。ここもダイエットプログラムの範疇です。結果にコミットです
2025年11月11日 火曜日
腰痛の経済的損失
3人に1人が健康問題で仕事の生産性が低下している事が、学術誌で発表。最大の要因である腰痛は千人当たり6500万円に上るといいます。次は首の痛み・肩こりで4600万円。そしてメンタルヘルス不調は4340万円。健康問題を抱えながら働き続ける事を「疾病就業」といいますが問題視されています。企業の生産性向上にメンタルケア対策はいち早く導入されましたが、腰痛、肩こり対策は、これから、急務と研究者は指摘します。となると、我々柔道整復師の出番ではないかと思うのです
2025年11月8日 土曜日
酸化ストレスについて
体がだるい、疲れがとれないと感じる人の背景にあるのが、体内で増えすぎた活性酸素です。強い紫外線や自律神経の乱れ、睡眠不足、飲酒、喫煙も発生要因です。活性酸素は細菌やウイルスを退治する頼もしい存在ですが、体をさびつかせ、老化の促進、がん化、動脈硬化、糖尿病といった生活習慣病の要因となります。そこで、抗酸化作用のある野菜を取りましょうという話。カロテン、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール、これは色が濃いほど抗酸化成分が豊富です。また、単体ではなく、水溶性、脂溶性、互いに補いあって力を発揮するので、赤、黄、緑、紫と色とりどりのサラダが良しとされます。野菜ジュースでもいいですね。緑黄色社会、そんなコンセプトいいですね
2025年10月27日 月曜日
それ気象病かも
気圧や気温、湿度といった気象変化によって起こる心身の不調を「気象病」といいます。気圧が下がるタイミングで起こりやすいのが特徴です。頭痛、肩こり、動悸、低血圧、関節痛、メンタルの不調。気圧の変化に最も反応するのは「耳」です。ここでは簡単マッサージを紹介。耳、もしくは耳たぶを持って、軽く引っ張ったり、大きく回したり、、。簡単ですね。お試しください。生活習慣を見直すきっかけにもなればです。「リア充」を意識して
2025年10月10日 金曜日
依存症について
物質依存と行動嗜癖の二つに分類されます。アルコールとギャンブルが代表例ですが、オンラインゲームも問題視されてますね。意思や説得で辞めるのは困難です。自助グループもある中で認知行動療法(CBT)が有効です。数人のグループでセッション、テキストに沿ってプログラムをこなしていく。では回復とはとなると、しないで過ごす1日1日を積み重ねていく事になります。そして、何らかのきっかけでまたしてしまう事を「スリップ」と言いますが、「再発」とは異なり、一時的な失敗を受け入れることで依存状態に戻る事を防ぐプログラムも。空腹、怒り、孤独、疲労、英単語の頭文字を取って「HALT]が原因となりやすいので、仲間って必要なんだと思います
2025年10月7日 火曜日
パーキンソン病について
患者数の多い指定難病であるパーキンソン。安静時の震え(振戦)、歩幅が狭くなる(動作緩慢)などの運動障害は脳のドパミンが減少して起こります。加齢や喫煙、ストレスなどの環境要因が重なって、高齢化に伴い増え、65才以上の100人に1人は罹患します。運動障害に左右差がある事が特徴です。完治はないので薬の定期摂取(レボドバ)が有効です。発症後、姿勢保持障害や無表情、誤嚥のリスクも高まりますので、リハビリが必要です。脳神経内科の受診となります。命には影響しないといってもQOL(生活の質)は著しく落ちるので早期に。むむっ、菅元総理、、、公表はされませんが、自分は疑ってます。関係各位から、盟友であった安倍元総理の暗殺は相当なストレスだったと聞きます。またコロナ対策は菅先輩だからこそ。高市新総理になり、非主流派に。切に静養されることを願います。第10代法大剛柔菅先輩の20才の時の写真を添えて(提供 第10代岡本先輩)

2025年10月4日 土曜日
スマホ斜視について
スマホなどのデジタル機器を長時間使用すると、近視が進むだけでなく、目の片方が内側に寄る「内斜視」のきっかけになります。コロナ禍で若い子を中心に急激に増えたようです。軽度であれば完治を望めますが、悪化すると治りにくく完治は難しいようです。遠近感がつかめず物が2重に見えたりして日常生活での支障を感じたら病院へ。気を付けたいトピックです
2025年9月13日 土曜日
骨活について
骨の役割は重要で骨髄で血液を作ったり、体内のカルシウムを貯蔵したりと全身の健康にも影響しています。骨粗しょう症は閉経後の女性に多くみられますが、男性ホルモンが減少する60才以降の男性にもみられます。当院でも男女問わず、腰椎の圧迫骨折の患者さんは来院されます。そこで「骨活」。「骨太体操」という簡単なエクササイズがあります。骨に衝撃を与える動作は骨密度を上げる効果があります。「かかと落とし」は大腿骨、「手首トントン」は前腕骨に対して。「おへそ引っ込み体操」は腰椎。日光に当たる事や栄養素も意識ですね。ビタミンD、ビタミンK、亜鉛。雨ニモマケズ、風ニモマケズ、夏ノ暑サニモ、冬ノ寒サニモ負ケナイ丈夫ナ体ヲ持ッテ


