体・健康豆知識
2025年7月9日 水曜日
難聴について
耳も疲れます。いくつか種類はありますが、難聴の多くは改善できます。たまに、キーンというような音を感じる程度の「耳鳴り」は生活に支障がなければ大丈夫だとか、突然、片方の耳が聞こえなくなる「突発性難聴」は2週間以内に治療しないと聴力が改善しない可能性があるなど、留意点はありますが、難聴リセット法をご紹介します。「ギョウザ耳」。手で耳全体を顔側に折り曲げて、圧をかけ、耳を塞ぐマッサージ。「あくび耳抜き法」あくびで空気一杯吸ったら、鼻をつまんで、耳から空気が抜けるように耳抜き。耳鼻科で行う「鼓膜マッサージ」「通気治療」とほぼ同様の効果が得られるようです。
2025年7月6日 日曜日
熱中症対策
熱中症対策が各組織において義務化になりましたね。4つの病型に区別されます。①熱失神、めまい、たちくらみがそうです。②熱けいれん、こむら返りがそうです。③熱疲労、脱水症状がそうです。ここまでは、体温調節が機能しています。④熱射病、体温が40度を超えて、意識障害を起こします。ここまでくると、速やかに身体冷却、体温を下げる、救急救命措置が必要になってくる場合があります。予防のポイントは「暑熱順化」です。適度な汗をかく習慣です。軽いウォーキング、エレベーターを使わずに階段を利用、入浴時の発汗作用を利用などです。スポーツをしている人は日常的に汗をかき、暑熱順化ができているので、強い体になっていますが、炎天下では、追いつきません。「アイスバス」氷水を全身につけることが理想ですが、用意できない時は、ホースで水道水を全身にかけて、強風を送りましょう。スポーツ指導者としての意識は高めていきたいと思っています。
2025年7月2日 水曜日
椎間板ヘルニアについて3
人口の約1%(100万人)が罹患しているとされる「腰椎椎間板ヘルニア」。近年、注目されているのが、「酵素注入療法」。手術適応となった患者に酵素系の薬剤をはみ出した髄核に注射すると、半数以上で痛みが軽減し、手術回避できるといった効果が出ているようです。しかし、治療法の第一選択は保存療法。装具療法(コルセット装着)、温熱療法。ストレッチ体操も血行促進のアプローチです。マクロファージ(免疫細胞)の効果が認められて、3か月の経過観察は、すでにマニュアルです。また、喫煙が発症率を2割以上高くしているというデータは、自分にとっても耳が痛い報告です(苦笑」)。発症のきっかけで1番多いのが、前かがみで重い物を持つというのは周知で、排尿障害が一番、重篤で、この第一選択はオペとなります。先ずは「ラセーグテスト」。足上げでの痺れ、痛みの確認は、当院でもマストです
2025年6月29日 日曜日
膝の痛みの件
膝関節は関節包という「袋」で覆われていて、これが伸びたり縮んだりすることで、軟骨の栄養剤(滑液)の分泌が促され、軟骨の再生につながります。滑膜に覆われている関節包は直接、半月板に付着しているので、膝関節90度の軽度の屈伸運動は膝関節炎には効果が認められています。半月板は約7割が水分ですが、膝を長時間動かしていないと水分が偏り、乾燥した状態になります。この状態で走ったり、負荷をかけると、軟骨を大きくすり減らす原因となります。そこで、屈伸運動の膝痛改善メソッドがある訳なのですが、来院された時に詳しくご説明、サポートさせて頂きます

2025年6月26日 木曜日
股関節症について
胴体と両足をつなぐボール状の関節である股関節は関節軟骨や関節唇の損傷を受けやすく、「夜に痛くなる」「じっとしていても痛い」そんな問診を受けます。画像診断で異常がないとなっても、このケースをよく診ます。インナーマッスルを鍛えるエクササイズ「Hip3」が推奨されています。「サイドツイスト」「キャット&ドック」「ゲットアップクロス」。股関節に負担の少ないメニューです。又、当院では「ヒップリフト」も加えて。スポーツジムでは「エアロバイク」「クロストレーナー」は関節液(滑液)の分泌が促され、関節の潤滑が良くなる事が分かっています。ハーフスクワットが評価されています。専門用語を並べましたが、ググって頂ければです
2025年5月25日 日曜日
メンタルケアについて
5月病という言葉が古くからあります。早速、退職代行で離職というトピックが世間で。高校生の時にコロナ禍。大学ではサークル活動や飲み会が制限された一方、しっかり授業を受けて堅実に努力を重ねきた学生が多いようです。しかし、そこはオンライン、雑多な人間関係に慣れておらず、人との距離感をつかむのが、苦手な側面があります。また、「デジタルネィティブ」ですが、検索した情報と現実とのギャップにストレス。メンタル病みます。そこでセルフケア。自分の気持ちを言葉にする。休日はエンタメ、心を動かす。無心になれる趣味や楽しみでネガティブを強制リセット。そして深呼吸。口から吐いて、鼻でゆっくり吸う。今から、ここから、マインドフルネス。健康面でのサポートを心がけていきます
2025年5月22日 木曜日
帯状疱疹について
帯状疱疹ワクチンの定期接種が、原則65歳で、全国で4月から始まりましたね。水痘ウィルスが、加齢やストレスで、再び暴れだし、体の左右どちらかか片側の神経に沿って、ピリピリ、ズキズキと痛みを伴う発疹、胸や腹部、高齢者は顔にも。かゆみや痛みで眠れないことも。3か月以上続くと神経痛が後遺症として数年残るケースも。不活化ワクチンは筋肉注射で、発熱、疲労感、筋肉痛という副反応がみられますが、後遺症(PHN)を防ぐ有効な手段です。実は、自分、20代後半に発症しています。整骨院に住込みで勤務、免疫力が低下していたのでしょう、数日、実家に帰り、休暇を取りましたが、院長、受付に嫌な反応をされました。もう、そんな時代でない事を祈ります
2025年5月19日 月曜日
糖尿病について2
糖尿病の合併症は「し・め・じ」で表されます。「神経」「目」「腎臓」です。血糖値が高い状態が続くと、血管の内側が痛んだり、血管が詰まったりします。このもろい血管から出血が起こり、角膜と網膜の間の硝子体が濁り、視野を遮り視力低下につながります。網膜症のリスク、これは、健康診断、また糖尿病患者では、眼科への受診勧奨が行われるようです。血糖コントロールって大事なんですね
2025年5月15日 木曜日
血流の改善を
血液がどろどろで流れにくい状態の事を、東洋医学では「瘀血」と言います。万病のもと。むくみ、しびれから腰痛や肩こり。頭痛、めまい、倦怠感。疲労感や皮膚トラブル。動脈硬化から脳梗塞や心筋梗塞。西洋医学では「血流が悪い」ことは病気とみなされない事が多いですが、内科医の中には、積極的に血液をさらさらにする薬と漢方薬を処方する先生は多くなりました。そして、瘀血対策は「ふくらはぎを動かす」ことから。カーフレイズ。ウォーキングも。深呼吸と合わせて。又、玉ねぎ、ニラ、ニンニクなどの香味野菜。さんしょう、シナモンなどのスパイスも血流を促進する作用があります。あっ、今、NHKドラマで「幸せは食べて寝て待て」が放映され、薬膳が取り上げられています。良質のドラマです
2025年5月8日 木曜日
デスクワーク腰痛について
同じ姿勢で座っている状態が続くと、筋肉や筋膜は古いゴムのように硬くなります。特に「腸腰筋」。大腰筋、小腰筋、腸骨筋の総称で、腰痛の9割は腸腰筋が関係しているといわれます。その柔軟性を回復をするのに、ストレッチ体操を紹介。「シェー体操」「壁のび体操」など。又、腰に優しい座り方として、座骨に体重を乗せるということ。コツは、椅子に座り、上半身を後ろに少し傾けて、呼吸をしながらゆっくりと上体を起こす。又、胸を張る事により、ストレートネックの予防も腰痛改善になります。日常生活指導も、問診の中で、心掛けています


