体・健康豆知識
2024年8月4日 日曜日
高血圧症について
高血圧症は繰り返し測定し頻繫に最高血圧140、最低血圧90以上だった場合、疾患として診断しまいす。日本では人口の約3割の4300万人が罹患しているといわれます。そして、脳出血、脳梗塞、心筋梗塞、腎不全、大動脈瘤、動脈解離、眼底出血という様々な合併症を引き起こすリスクがある為、自覚症状がないのですが、治療が必要な基礎疾患です。肥満、過剰飲酒、ストレス、自律神経の乱れ、運動不足、ミネラル不足、喫煙、遺伝と血圧を上げる要因は多岐にわたりますが、先ずは生活習慣の見直しですね。①減塩、②体重を減らす、③有酸素運動、④喫煙。一日の塩分摂取量を1mg減らすと、血圧1mmHg下がるともいわれ、日々の意識が大切。しかし、塩分もミネラル、この危険な暑さ、熱中症警戒アラートが毎日、鎌ケ谷市からアナウンスされている中、悩ましい。減塩といっても、味噌汁に含まれる塩分はさほどでなないとか、WHOが定める塩分摂取量の基準値を日本人の多くは超えているだとか、情報は氾濫しがちですが、問診において、患者さんに血圧のバイタルはお聞きする項目、正しい知識をお伝えし、健康リテラシーを高めていかんとです
2024年7月19日 金曜日
COPDについて
慢性閉塞性肺疾患のことです。肺の生活習慣病で長年の喫煙が主な原因。「息切れ」「咳」「痰が絡む」など、体重も減ります。肺機能は25歳がピークでその後緩やかに低下します。高齢喫煙者の約半数がCOPDに罹患します。しかし、治療を受けている方はその5%にも達していません。かく言う自分、ヘビースモーカーで「手持ち無沙汰」「口寂しい」といった理由。認知行動療法でコントロールできるようなのですが、10年前の離婚を経験して煙草の本数は大幅に増えました。そして世の中の喫煙率は大幅に減少しましたが、喫煙実態は30年後に反映されるそうです。「肺がん」「ぜんそく」「心血管疾患」「糖尿病」「骨粗しょう症」「歯周病」「妊娠中のリスク」などの合併症の注意喚起は煙草のパッケージに必ず記載されています。自分は禁煙と向き合う日は来るのか。「それは、あなた次第です」との天の声、、、
2024年7月12日 金曜日
腸活について2
脳と腸が双方向に影響を及ぼし合っていること、これを「脳腸相関」といいます。腸には独自の神経ネットワークがあり、そこで感知した情報も脳に伝達される仕組み、「第二の脳」と言われる所以です。この夏、暑さによってストレスを感じたり、多量の発汗で腸に通う血流が減ると腸の働きは弱まり、自律神経は乱れ、だるさを感じます。夏バテは脳腸相関の異常とも言えます。体内時計のリセットが夏バテ対策。起床時に光を浴びて、朝食を取る。トイレタイム、睡眠の質、入浴の習慣、、、腸に良い習慣、養生訓をもって、この夏、乗り切らないと、乗り切らねばです
2024年7月8日 月曜日
腸活について
腸内環境を整える事は、心身の健康維持に重要な役割を果たしています。腸には体内の70%の免疫細胞が集中していたり、セロトニンの分泌や合成にも関わっていたり、健康の土台ともいえるでしょう。そして、腸内細菌が腸壁にびっしりと、種類別に分布している様子が、お花畑のように見えることから「腸内フローラ」と呼ばれます。食物繊維やオリゴ糖が腸内細菌によって分解される際に生み出される「短鎖脂肪酸」を増やす事がカギとなります。食生活では発酵性食物繊維を多く含む食材。もち麦、玄米、小麦全粒粉、きな粉、豆乳、ごぼう、玉ねぎ、ブロッコリー、ニンニク、キウイ、アボガド、なめこ、エノキ、昆布、わかめ、、こんなところでしょう。「具だくさん味噌汁」で取られる事が推奨されたり。さて、危険な暑さがつ
2024年7月4日 木曜日
心臓疾患の予防
5つの危険因子、①喫煙②糖尿病③高血圧④コレステロール⑤家族歴。血管が詰まって起きるメカニズムがはっきりしているので予防が可能となります。有酸素運動の効果は広く知れ渡り、推奨されましたね。ウォーキングは歩数ではなく、時間を意識されるといいでしょう。歩く力をつける為、スクワットも推奨されています。そして、夏場のリスク、高温・多湿は心拍数を上昇、また、冬場だけでなく、エアコンの使用で、ヒートショックのリスクも高まります。10℃以上の温度差は、息切れ、動悸、しびれ、吐き気、めまいといった症状を。もうすでに、熱い夏が到来してますね。。乗り切らねば、、、
2024年6月18日 火曜日
枝豆がすごい件
先日の木曜、組合の同支部の冨田先生から夜9時、「松戸支部の日山先生と飲んでるから来ない?」お二人とも休診なのねと突然のお誘い。はい喜んで。3名は渋谷にある日本柔道整復専門学校、平成8年卒の同窓です。新鎌ヶ谷の備長扇屋へ。そこは、お通しの枝豆が食べ放題。実は枝豆、スーパーフード。肝機能を司るメチオニンがアルコールを分解、二日酔い防止。ビタミンB1が疲労回復、夏バテ防止。カリウムが高血圧防止、むくみ解消。タンパク質、イソフラボンも豊富。それが、フリーとは、、、心憎い。話は業界の未来の展望と修行時代の昔話。楽しかった~お誘い感謝です
2024年6月12日 水曜日
ジストニアについて
近年、スポーツの分野で「イップス」という言葉が知られるようになりました。ゴルフのパッティング、野球のピッチング、テニスのサーブなど、これまで出来ていた無意識の反復動作が、身体がこわばったり、しびれたりして出来なくなる事を言います。これは「ジストニア」という神経疾患の一端です。代表的な症状は「首が傾く」「目が開けにくい」「字が書けない」です。神経伝達物質「ドーパミン」の過剰分泌で発症しますが、原因は解明されていません。筋肉の緊張を緩める「ボツリヌス注射」という治療法やドーパミンの作用を抑える薬が処方されるようです。タバコのニコチン中毒はドパミン中毒ともいえるので禁煙も勧められます。ジストニアは希少疾患といわれますが、頚椎症(肩こり)やドライアイなどの症例で一定数、ジストニアの患者がいる事も分かってきました。近年、非常に多くの方が悩まれている頚椎症、当院も治療にあたっていますが、「環境」「習慣」「動作」の改善、運動療法が基本となるでしょう
2024年6月9日 日曜日
顎関節症について
顎関節症、顎内障は整骨院の治療範囲の症例で、当院も数多くの臨床を経験しています。20代をピークに女性に多く発症します。以前は「かみ合わせ」の悪さが原因の全てと考えられていましたが、現在では、様々な要因による負担に顎関節や筋肉が耐えられなくなると発症すると考えられています。関節は動かさないと固くなり、痛みが出やすくなるので、開口ストレッチが推奨されます。動かすと良くないというイメージは払拭されています。口を上下に開く幅は自分の人差し指から薬指の指3本分です。クリック音や雑音が鳴りますが、急に開けたり、痛みが出なければ大丈夫です。当院では顎関節、関節円板、咬筋のマッサージケアに超音波治療も行っています。経過は良好です
2024年6月3日 月曜日
動脈硬化について
心臓の冠動脈が狭まり、血流が滞り、心筋に酸素や栄養を送れなくなるのが、狭心症です。それにより心筋の壊死が広がると「心筋梗塞」となります。原因の多くは動脈硬化です。コレステロールや中性脂肪が塊(プラーク)となり血管を塞ぎ、みぞおち周辺にキリキリと締め付けられるような圧迫感を感じる事が多いですが、関連痛(放散痛)として2~3割、肩や側頭部、歯に痛みを感じる事があります。多くは数分という短時間である事が多いですが、患者さんにとっては不安ですね。肩こりからの筋緊張性頭痛を抱える患者さんも当院は多いです。心配な方はお気軽にご相談ください。血液検査で、LDLコレステロール(悪玉)、HDLコレステロール(善玉)、中性脂肪の基準値が設けられています。食生活が大きく影響する中で、最近、オメガ3脂肪酸が含まれるアマニ油が良いという情報も。
2024年5月30日 木曜日
糖質疲労について
昼食後に、強い眠気や倦怠感に襲われる。しっかり食べたはずなのに空腹感、集中力が持たず、イライラする方は「糖質疲労」の疑いがあります。「食後高血糖」は血糖値が140以上が基準です。200を超えると糖尿病の基準を満たします。血糖値の急上昇からインスリンの過剰分泌で急降下、これは「血糖値スパイク」と言われ、糖質疲労を引き起こします。低糖質で脂質とタンパク質を取る食事を「ロカボ」といいますが、オリーブ油。ごま油が推奨され、マヨネーズも一役かっています。実は、格段カロリーが高い訳ではなく、マヨラーの方には朗報ですね。「カーボラスト」といい糖質に手を付けるのは食事開始から20分後という方法もあります。六実,高柳が最寄り駅、腰痛,交通事故,スポーツ障害の整骨院、鎌ケ谷市の岡崎整骨院から、有益な情報発信を心がけております