体・健康豆知識
2025年10月7日 火曜日
パーキンソン病について
患者数の多い指定難病であるパーキンソン。安静時の震え(振戦)、歩幅が狭くなる(動作緩慢)などの運動障害は脳のドパミンが減少して起こります。加齢や喫煙、ストレスなどの環境要因が重なって、高齢化に伴い増え、65才以上の100人に1人は罹患します。運動障害に左右差がある事が特徴です。完治はないので薬の定期摂取(レボドバ)が有効です。発症後、姿勢保持障害や無表情、誤嚥のリスクも高まりますので、リハビリが必要です。脳神経内科の受診となります。命には影響しないといってもQOL(生活の質)は著しく落ちるので早期に。むむっ、菅元総理、、、公表はされませんが、自分は疑ってます。関係各位から、盟友であった安倍元総理の暗殺は相当なストレスだったと聞きます。またコロナ対策は菅先輩だからこそ。高市新総理になり、非主流派に。切に静養されることを願います。第10代法大剛柔菅先輩の20才の時の写真を添えて(提供 第10代岡本先輩)

2025年10月4日 土曜日
スマホ斜視について
スマホなどのデジタル機器を長時間使用すると、近視が進むだけでなく、目の片方が内側に寄る「内斜視」のきっかけになります。コロナ禍で若い子を中心に急激に増えたようです。軽度であれば完治を望めますが、悪化すると治りにくく完治は難しいようです。遠近感がつかめず物が2重に見えたりして日常生活での支障を感じたら病院へ。気を付けたいトピックです
2025年9月13日 土曜日
骨活について
骨の役割は重要で骨髄で血液を作ったり、体内のカルシウムを貯蔵したりと全身の健康にも影響しています。骨粗しょう症は閉経後の女性に多くみられますが、男性ホルモンが減少する60才以降の男性にもみられます。当院でも男女問わず、腰椎の圧迫骨折の患者さんは来院されます。そこで「骨活」。「骨太体操」という簡単なエクササイズがあります。骨に衝撃を与える動作は骨密度を上げる効果があります。「かかと落とし」は大腿骨、「手首トントン」は前腕骨に対して。「おへそ引っ込み体操」は腰椎。日光に当たる事や栄養素も意識ですね。ビタミンD、ビタミンK、亜鉛。雨ニモマケズ、風ニモマケズ、夏ノ暑サニモ、冬ノ寒サニモ負ケナイ丈夫ナ体ヲ持ッテ
2025年9月4日 木曜日
膝のリハビリについて
膝の痛みに対して、筋トレの有効性は示唆されますが、先ずは、太もも前面の大腿四頭筋です。大腿直筋、内側広筋、中間広筋、外側広筋の4つから構成される人体で一番大きな筋肉。で、膝の症状に対して、ケアする第一選択は内側広筋です。膝上内側にできる力こぶ、膝関節を伸展すると盛り上がる。マシンを使ってレッグエクステンション。膝上10センチを大きくつまむと、加圧トレーニングにもなります。さあ、レッツトライ!

2025年8月18日 月曜日
歯周病について
歯磨きが不十分だと、歯垢(プラーク)が付着してしまいます。粘着性のある沈着物で、1㎎1億個ともいわれる多くの細菌が含まれます。歯石が溜まりロウソクが溶けるように、歯周ポケットが深くなり、ぐらつき、抜歯の原因に。血管に侵入する細菌によって、全身の病気との関連が示唆されます。特に糖尿病の悪化は特筆です。他、脳血管疾患、心臓疾患、誤嚥性肺炎、関節炎、腎炎、皮膚疾患、早産のリスクも高めます。なんですと~歯のクリーニングはマスト。歯石除去は歯科院の受診が有効。当院の正面には、さつま歯科さん。もう、宮崎先生は80才オーバーで、長いお付き合い。未だに、通院中です~
2025年8月9日 土曜日
睡眠リテラシー
睡眠と治癒力の相関関係はあるので、患者さんには、睡眠の質についてお話をします。そして、シニア世代で、ぐっすり眠れていない、疲れが取れていないといった感想をよく聞きます。睡眠休養感は、とてもすっきりしたという満足感はなくてよく、おおよそで十分です。そこで又、2度寝をしたり、睡眠時間を確保する必要はなく、65才以上に必要な睡眠時間は6時間程度といわれます。「床上時間」といいいますが、夜早くから布団に入り、朝遅くまで布団から出ない時間が長いと健康被害のリスクが高まる事も。熱帯夜が続く中、中途覚醒も起きやすいですが、入浴のタイミングと冷房で室内温度管理はこれからもですね。激アツの夏を乗り切りましょう!!
2025年7月26日 土曜日
脳梗塞について
毎年、20万人超が罹患する「脳梗塞」。脳や首の血管に血栓が詰まる事で発症します。「FAST」というセルフチェックがあります。Face、顔(片側)の麻痺。Arm、片腕の麻痺。Speech、言葉の障害。Time、発症時刻。の頭文字を取り、FASTには速く処置(救急車)というメッセージも込められています。入院患者の15%は寝たきりになるか亡くられますが、約4割の方は、以前と同等の生活が送れるほど回復します。血栓溶解薬は発症時刻から4時間半以内、カテーテル手術は24時間以内と判断できた場合に行えることになっており、FAST(速く)が重要。当院でも、脳梗塞の後遺症のリハビリは、ケースバイケースで行っています
2025年7月22日 火曜日
炭酸パワーについて
炭酸水とは、水に二酸化炭素が溶け込んだものです。血管を広げて血流促進効果がありますが、そのメカニズムとは。炭酸ガスは、体内でエネルギーやタンパク質などを作る過程で発生する老廃物です。その為、細胞により多くの酸素や栄養を送り込もうとする反応で、血管が拡張し、血流が増える仕組みです。また、胃腸のぜん動運動が活発になり、食欲増進、消化吸収もスピードアップします。また、水よりも、早く水分吸収されるため、熱中症対策にも。胃を膨らませて、食べ過ぎ対策、皮膚の血流促進でターンオーバー(皮膚の再生)等々。しかし、逆流性食道炎の方は胃酸の逆流を促すため、NGです。歯を溶かすと聞く事があると思いますが、口の中にある時間はわずかで、歯を溶かすほどではないようです
2025年7月15日 火曜日
効果的なウォーキング
ズバリ、「速歩」です。何とか会話ができる速さ、所謂、有酸素運動ですね。「大股で歩く」「腕を大きく振る」「膝を伸ばす」。中強度活動なのですが、1日8000歩を目標に、その内の20分が目安です。速歩だけでなく、ほとんどの趣味のスポーツは、それに当たりますし、階段の昇降、買い物でも。同じ地域の住民のデータを長期間取った研究の成果は「中之条の軌跡」ともいわれ、生活習慣病のリスクが、大幅に減っています
2025年7月9日 水曜日
難聴について
耳も疲れます。いくつか種類はありますが、難聴の多くは改善できます。たまに、キーンというような音を感じる程度の「耳鳴り」は生活に支障がなければ大丈夫だとか、突然、片方の耳が聞こえなくなる「突発性難聴」は2週間以内に治療しないと聴力が改善しない可能性があるなど、留意点はありますが、難聴リセット法をご紹介します。「ギョウザ耳」。手で耳全体を顔側に折り曲げて、圧をかけ、耳を塞ぐマッサージ。「あくび耳抜き法」あくびで空気一杯吸ったら、鼻をつまんで、耳から空気が抜けるように耳抜き。耳鼻科で行う「鼓膜マッサージ」「通気治療」とほぼ同様の効果が得られるようです。


