体・健康豆知識
2024年1月25日 木曜日
漢方薬について
東洋医学では「心身一如」といい不調という自覚症状があること自体を「未病」として治療の対象とします。西洋医学において検査で異常なしで病名が付かず以上という患者さんは多いのではないでしょうか。薬は「楽になる草」。生薬が原料で、安全性は高いですが、副作用がないという過信は禁物だったり、長く飲んでじわじわ効くイメージがあったりしますが、即効性を実感するケースも多いです。未病への漢方薬の処方として、疲労・倦怠感に補中益気湯。肩こりに葛根湯。関節痛に二朮湯。むくみに五苓散。不安感に半夏厚朴湯。漢方医、また薬剤師にも相談できます。かくゆう自分は十年来患っていた花粉症を小青竜湯で治癒した経験があります。因みに「薬屋のひとりごと」というマンガ、秀逸です
2024年1月17日 水曜日
概日リズム睡眠障害
体内時計のことを概日リズムといい、それが狂う事で生活の質(QOL)が低下する障害です。いくつかのパターンがありますが、スマホ、パソコン、テレビからのブルーライト、3交代勤務などの生活要因、精神的ストレス。「健康の基盤」なので見過ごす事はできないかもしれません。朝に太陽光、またはそれと同等の光を与える高照度光療法がありますが、人生の3分の1を費やしている睡眠、質の向上を図りたいと思う中で、毎日、目覚まし時計なしで朝5時に起きる自分も高齢者に多いパターンになります
2024年1月14日 日曜日
起立性調節障害
自律神経の不調により起床・起立時に体や脳の血圧が低下する循環器疾患です。小中学生の女子の発症率が高く、立ち眩み、倦怠感、頭痛、失神が多い症状。午前中に強く出て、朝起きれません。ホルモンバランスが崩れやすい女性に出やすい所以です。仮病や怠けといった周囲の誤解も患者さんを苦しめる一因。体内時計をリセット。起床時間を毎日一定、うつ伏せから起きる、散歩。筋力低下でも症状が悪化します。筋トレを。頑張りすぎは禁物です。周りの寄り添うサポートが必要、、、。コロナ禍のオンライン授業で3割増しとの報告もあります。社会性における疾患の影響を否応なく考えさせられます