体・健康豆知識
2024年6月12日 水曜日
ジストニアについて
近年、スポーツの分野で「イップス」という言葉が知られるようになりました。ゴルフのパッティング、野球のピッチング、テニスのサーブなど、これまで出来ていた無意識の反復動作が、身体がこわばったり、しびれたりして出来なくなる事を言います。これは「ジストニア」という神経疾患の一端です。代表的な症状は「首が傾く」「目が開けにくい」「字が書けない」です。神経伝達物質「ドーパミン」の過剰分泌で発症しますが、原因は解明されていません。筋肉の緊張を緩める「ボツリヌス注射」という治療法やドーパミンの作用を抑える薬が処方されるようです。タバコのニコチン中毒はドパミン中毒ともいえるので禁煙も勧められます。ジストニアは希少疾患といわれますが、頚椎症(肩こり)やドライアイなどの症例で一定数、ジストニアの患者がいる事も分かってきました。近年、非常に多くの方が悩まれている頚椎症、当院も治療にあたっていますが、「環境」「習慣」「動作」の改善、運動療法が基本となるでしょう
2024年6月9日 日曜日
顎関節症について
顎関節症、顎内障は整骨院の治療範囲の症例で、当院も数多くの臨床を経験しています。20代をピークに女性に多く発症します。以前は「かみ合わせ」の悪さが原因の全てと考えられていましたが、現在では、様々な要因による負担に顎関節や筋肉が耐えられなくなると発症すると考えられています。関節は動かさないと固くなり、痛みが出やすくなるので、開口ストレッチが推奨されます。動かすと良くないというイメージは払拭されています。口を上下に開く幅は自分の人差し指から薬指の指3本分です。クリック音や雑音が鳴りますが、急に開けたり、痛みが出なければ大丈夫です。当院では顎関節、関節円板、咬筋のマッサージケアに超音波治療も行っています。経過は良好です
2024年6月3日 月曜日
動脈硬化について
心臓の冠動脈が狭まり、血流が滞り、心筋に酸素や栄養を送れなくなるのが、狭心症です。それにより心筋の壊死が広がると「心筋梗塞」となります。原因の多くは動脈硬化です。コレステロールや中性脂肪が塊(プラーク)となり血管を塞ぎ、みぞおち周辺にキリキリと締め付けられるような圧迫感を感じる事が多いですが、関連痛(放散痛)として2~3割、肩や側頭部、歯に痛みを感じる事があります。多くは数分という短時間である事が多いですが、患者さんにとっては不安ですね。肩こりからの筋緊張性頭痛を抱える患者さんも当院は多いです。心配な方はお気軽にご相談ください。血液検査で、LDLコレステロール(悪玉)、HDLコレステロール(善玉)、中性脂肪の基準値が設けられています。食生活が大きく影響する中で、最近、オメガ3脂肪酸が含まれるアマニ油が良いという情報も。
2024年5月30日 木曜日
糖質疲労について
昼食後に、強い眠気や倦怠感に襲われる。しっかり食べたはずなのに空腹感、集中力が持たず、イライラする方は「糖質疲労」の疑いがあります。「食後高血糖」は血糖値が140以上が基準です。200を超えると糖尿病の基準を満たします。血糖値の急上昇からインスリンの過剰分泌で急降下、これは「血糖値スパイク」と言われ、糖質疲労を引き起こします。低糖質で脂質とタンパク質を取る食事を「ロカボ」といいますが、オリーブ油。ごま油が推奨され、マヨネーズも一役かっています。実は、格段カロリーが高い訳ではなく、マヨラーの方には朗報ですね。「カーボラスト」といい糖質に手を付けるのは食事開始から20分後という方法もあります。六実,高柳が最寄り駅、腰痛,交通事故,スポーツ障害の整骨院、鎌ケ谷市の岡崎整骨院から、有益な情報発信を心がけております
2024年5月26日 日曜日
糖尿病について
糖尿病と診断された方の寿命が伸びている統計調査が発表。男性74才、女性77才。平均寿命との差が縮まったとの事。死因も1970年の50年前は血管障害(脳梗塞、心筋梗塞、慢性腎不全)が1位でしたが、2020年現在ではがんが1位、逆転しました。薬剤などの進歩が貢献。糖尿病から人工透析が必要となる慢性腎不全13%から2%に減少もその裏付けだそうです。しかし、糖尿病患者は増加しており、その予備軍の高血糖が問題視されています。空腹時血糖値が110を超えると、、、。自覚症状がなく、危機感がないのも。数年前のノーベル生理学賞はすい臓から分泌されるインスリンの特性についてですが、夜のドカ食いがよくないのは鉄板のようです。規則正しい生活、、、、至ってシンプルです。当院の酸素バーを試される方もちらほら、、ヘモグロビン(赤血球)の作用を期待します
2024年5月23日 木曜日
5月病について
新年度、新たな環境(入学、入社)には、慣れましたか?思っていたものとのズレ、ギャップに折り合いがつかないと、生きづらさを感じやすい昨今、ADHD(アスペルガー障害、多動症、注意欠如)、ASD(自閉スペクトラム症)、LD(学習障害)との診断は容易について、グレーゾーンも含めて、多くの人が抱えていることでしょう。あのトムクルーズ、イーロンマスクも。決めたことへのこだわりが強く、人間関係につまずく傾向に。ビジネスワードになりますが、ほうれんそう(報告、連絡、相談)を診療内科は薦めます。ちんげんさい(沈黙、限界まで言わない、最後まで我慢する)は避けましょうとも。こまつな(困った時は使える人に投げる)などメソッドもあったり、、、生きねば、、、
2024年5月20日 月曜日
膝痛の整骨院
膝の痛みは「外傷」と「累積加重型損傷」に分けられます。累積損傷、反復損傷は分かり易くいえば、同じ所への負担が、繰り返し蓄積したことによる痛みです。発生機序があり、損傷なので健康保険適用です。膝のお皿の下からすねにかけての部分が外側に向く「ねじれ」の状態がよくみられます。正常の場合、お皿のほぼ中央(やや外測)にすね頭(骨の出っ張り)がありますが、ねじれるとすね頭がお皿の外側へ向きます。腫れ、炎症がなければ、ねじれ補正絞り運動が効果的です。お皿の上下の部分を掴み、雑巾を絞るようにお皿のすね頭のラインを揃えます。また、お皿を手で包み込むように掴み、上下左右にお皿が動くことを感じたり、つまんで、膝の曲げ伸ばし等々、セルフケアできる部分があります。ご相談ください。六実,高柳が最寄り駅、鎌ケ谷市の岡崎整骨院からでした
2024年4月20日 土曜日
O脚矯正について
O脚矯正はエクササイズが有効です。カエル足メソッドを紹介します。仰臥位、伏臥位とも膝を90度に屈曲しての開脚です。カエルをイメージして片足ずつ30回。また、筋トレ@メニューのブログにて、ヒップリフト、ワイドスクワットも有効。すぐに効果が認められなく諦めている方も多いのですが、続けている方には効果が出ています。
2024年4月8日 月曜日
殿様枕症候群
国立循環器研究センターが硬く高い枕が脳梗塞を起こす原因となる特発性椎骨動脈解離のリスクを高めているとの研究結果を発表しました。殿様枕症候群と名付け、「ショーグンピローシンドローム」として国際学会に提唱。首を屈曲し、寝返りなど捻じる動作、枕の高さが12cm以上だと罹患者は2倍以上とのこと。寝たままのスマホは良くないですね。ここでも、またスマホの弊害、、、、
2024年4月4日 木曜日
不安障害について
春は入学、入社、移動と変化の季節ですね。不安を感じる原因は「分からない」「知らない」ことに対する怖さです。「箱の中身は何でしょか」というゲーム、手を入れて探る時のストレスは予測可能性の低さを表します。そこで、マインドフルネス。「今」この瞬間の自分の心や体に意識を向けて、今ここに集中です。瞑想や呼吸法ですが、趣味に没入している時も「今ここ」ですね。更に、「アーシング」。素肌、素足で、芝生や土に触れたり、海や川の水に手足を浸す事を言いますが、自然に触れる。自律神経の副交感神経優位の状態を意識したいです。また、「リフレーミング」といって捉え方を変えるメソッドがあります。自信がない→謙虚。偉そう→自信。遅刻する→自由などなどポジティブに。他者に迷惑をかけずに自分の中でバランス感覚を持ち合わせてということになりますが、半分のコップの水を「半分しかない」か「半分もある」とどっちに思うかで心の状態は変わりますね。5月病、不安障害の対策をご紹介。ワクワクが止まらない、そんな春でありますように